- なんとなく超短編お話 連載第3回
- 2008年4月4日(金)9:59am
~たった一つの想い(仮)~
平穏という名の虚無感にも慣れ
ただつけているだけのテレビを眺めていたら
一通のメールが届いた
「元気か?」
懐かしい故郷の言葉で綴られたたわいない世間話の短いメールだ
チラチラと目障りなテレビを消した
「元気か?」と問われれば
「元気だ」と答えればいいのだが
嘘が下手な私はあれこれ理由を考える
考えているうちに返信が遅れる
タイミングを逃す
結局返信出来ずじまいになる
いつもそうだ…
だけど彼等はそんな私を
「あいつは筆無精だから」と笑ってくれる
凝りもせずこうして連絡をくれる
ずっと昔から
ずっと今まで
ああ…そうか…
そうだよな
今回はちゃんと返信をしようと思う
悪いな…気の利いた事は書けないけど…
文面はこうだ
「元気じゃなかったけど元気になったよ!」























